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梅錦山川㈱社員によるブログです。
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2009.12.28 (Mon)
今回、この「男はつらいよ」の2作品を観て思ったのは、やはりこの映画には今の日本人が置き忘れた何かがたくさんあるという事でした。

そして、このシリーズの最大の魅力はやはり旅の楽しさと懐かしさ、人と人との繋がりだと思います。

私が昔買った本で「巨匠たちの映画術」というのがあります。スピルバーグやコッポラ、黒澤明監督など総勢16人もの監督の映画の作り方、こだわりなどを紹介してる本で、映画好きな方にはおすすめの一冊です(笑)

その中に山田洋次監督の記述もありましたので今回改めて再読してみました。その中にこう書かれています。

■旅の楽しさをどう表現するか。
・旅情を喚起するテクニック
(1)「主観」と「客観」の旅情を喚起するテクニック。二つのショットで旅の高揚感を高める。
(2)いろいろな乗り物を登場させて旅のムードを盛り上げる。
(3)地名や地図を入れて、見る人を旅に参加させる。(4)方言を入れるとローカル色が生きる。
(5)ズーム・アウトを使って解放感ある広い画を作る。(6)ラストシーンで、明日への希望を暗示させる。
・旅情を描くには通過者の視点で撮る。
■懐かしさをどう表現するか?
・山や川、木や町…。風景カットが郷愁を誘う。
・日本を"内地"としてとらえると映像はどうなるか?(1)冷静な異邦人の視点が、"ふるさと"の表現を強調する。
(2)"点景"を入れると風景が生きてくる。
(3)花を植えてのどかで美しい風景を作る。
(4)水の風景に人の営みを加える。
(5)鐘がゴーンと鳴り、からすがカアカア鳴くわけ。
と、ありました。内容は抜粋しますが、面白いので興味のある方は是非一度読んでみて下さい(笑)

参考:「巨匠たちの映画術」西村雄一郎著(発行所:株式会社キネマ旬報社)

かつて監督の山田洋次さんはインタビューで、「『男はつらいよ』シリーズは、いつ終わるのですか?」と聞かれた時に、「お客さんが寅さんを必要としなくなる時でしょう」と答えたそうです。

残念ながら渥美清さんの死という形で幕を降ろしてしまったこの作品ですが、もし今まだ渥美さんがご健在だったら、どうなってるんでしょうか?きっとまだまだ続いていると信じたいです。

そうだった時にやはり寅さんには画面の中で暴れまわり、日本酒を飲んでていただきたいものです。

久々に寅さんを観ましたが、やっぱりこのシリーズは面白いです!これを機会に他の作品も観て、また書かせていだだこうと思います♪

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