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梅錦山川㈱社員によるブログです。
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2010.02.09 (Tue)
 
エールの籠をご利用の皆様、こんにちは。
 エールの籠管理人です。

 先日、立春朝搾りという早朝イベントが社内であり、生まれて初めて「立春朝搾り」というお酒を飲ませて頂きました。

 すごく甘い香りがして、飲みやすくていつまでも飲んでいたい爽やかさがあるお酒で、生まれて初めての体験にふさわしいお酒だなぁと思いました。

 という感じで、私達日本酒業界の人間はお酒の味を人に伝えるということも大きな仕事のひとつとして担っています。

 私はウェブを管理、デザインしている人間ですので、お酒の味を文章で表現しなくてはいけない立場にありますから、よく会社で利き酒(といえるほどまだ知識も何もないのですが…)はします。

 ただ、それを表現する、というとなるとなかなか難しいのです。

 ひとくちに甘口です、辛口です、といってもいろいろあります。

 と、お話する前にまだまだヒヨッコの私が身につけた味の基準の数値の説明をしておきましょう。

 日本酒の甘口、辛口は「日本酒度」という数値で決まっています。

 日本酒度はその日搾られた日本酒の温度を15度ピッタリにして日本酒度計という計器を入れて計測します。非常にデリケートな作業ですので、日本酒分析担当も神経を使う部分です。分析担当さんは毎日冷暗所で目盛りと睨めっこしています。

 日本酒度計の数値がマイナスの場合、甘口のお酒、となります。
 逆に日本酒度計の数値がプラスになると、辛口のお酒、となります。

 日本酒のボトルのラベルに書いてある数字はこうして決まるわけです。

 ですが、やはり甘口、辛口といっても、それぞれ違う甘口と辛口なわけで、それをさまざまな手法で表現してお伝えするのが私達の役目なのです。

 例えば弊社の甘口のお酒「超特撰 秀逸」


は、糖分を含んだ甘口の中でもかなり甘口の日本酒。
 香りはフルーティで、香りほど口に残るような濃い甘さではなく、キレのあるすっきりした甘さが楽しめる日本酒。と表現します。

 でもなんだかイマイチだなぁ、と自分で考えておきながら思うわけです…

 こういうのってセンスだと思うのですが、センスのいい人ってほんとに上手に表現しますよね。

 個人的にですが、外国語の翻訳はこういう味の表現と似通っているな、とよく思います。

その昔、夏目漱石が「I love you.」を「月が綺麗」と翻訳したのはセンスのない私にしたら脱帽モノ。こういう表現がよく頭に浮かぶなぁと惚れ惚れしてしまいます。

 二葉亭四迷の「I love you.」は「死んでもいい」だったとか。

 なんて情熱的!すぐに相手からの愛情が分かるってものですね。

 今度、新しいお酒が出来たときは私もこんな文豪真っ青な表現でお酒を紹介できたらなぁ…

 そのためにはたくさんの本を読んでいろんな表現技法を学ばなくては!

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