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2010.02.15 (Mon)
2010.02.15 (Mon)
今日の映画はこれ♪
天下の大泥棒か、
歴史を変えたヒーローか。
伝説の大泥棒、石川五右衛門が主人公の戦国絵巻ファンタジーです。
今世の中では「歴女」が増えたり、「ケータイ国盗り合戦」なる携帯ゲームが流行ったりと、ちょっとした戦国歴史ブームですが、この映画は石川五右衛門の視点から見た戦国時代が描かれてます。
泥棒のヒーローといえばルパン三世が有名ですが、日本が誇る泥棒ヒーローといえば、やはりこの石川五右衛門でしょう(笑)
(ちなみに「ルパン三世」の仲間にも石川五ェ門というキャラクターがいます。)
石川五右衛門は江戸時代の歌舞伎や浄瑠璃の演題でとりあげられ、庶民のヒーローになっていきました。豊臣秀吉の命を狙うという筋書きが庶民の心を捕らえたようです。
さて、この映画の中でもお酒を飲むシーンがあります。
ラストの方で天下統一を果たした秀吉が、町を見下ろしながらグラスで酒を飲んでます。
隣には彼を暗殺に来た五右衛門がいます。
また、織田信長がドクロの杯で酒を飲むシーンもあります(>_<)
信長の残虐性を表した場面でしょうが、信長がドクロで酒を飲んでたというのは聞いたことがあります。
しかし今回いろいろ調べてみると、どうやらこれはフィクションみたいです。
一級史料と評される「信長公記」によると、天正2年(1574年)の正月、宴会の席で三つの首が披露されたそうです。
これらは薄濃(はくだみ)といって黒の漆で塗った上に金箔で彩色した朝倉義景、浅井長政父子の首でした。
これを「酒の肴」として白木の台に据え置き、皆で謡(うた)い遊び、酒宴を楽しんだそうです(汗)
しかしその中にドクロを杯にしたという記述はありません。
どうやら後世の人の創作のようです。
(ちなみに台湾にある故宮博物院には中国清代に祭儀用に使われた「カパラ」と呼ばれる人の頭蓋骨で作られた杯が展示されてるそうです。私は行った事があるんですが見た記憶がありません。でもドクロの杯は存在はしたんですね・汗)
さて、この映画の主人公のモデルとなった、石川五右衛門とは一体どんな人物だったんでしょうか?
映画の中では盗んだ小判を貧しい庶民に分け与えてました。
しかし残念なことに、実際に残っている史料には、彼の処刑に関することしか残ってないらしいのです。
「都(京都)を荒らしていた盗賊集団が捕らえられ、三条河原で生きたまま油で煮られた。」という記述がアビラ・ヒロンという貿易商が記録した「日本王国記」の中にあるそうです。
彼は安土桃山時代から江戸時代初期の約20年間、日本に住んでました。
また、同じ頃イエズス会の宣教師として日本に滞在していたペドロ・モレホンの追記によると、『これは1594年、夏の事件である。油で煮られたのは「Ixicava goyemon」とその家族、9人ないし10人』と書かれていました。
果たして、この石川五右衛門、
天下の大泥棒か、
歴史を変えたヒーローか。
本当のところはどっちだったんでしょうか。。。
★今日の映画:
「GOEMON」(2009年・日本)…監督/紀里谷和明、キャスト/江口洋介、広末涼子、大沢たかお、ゴリ、要潤、奥田瑛二ほか
★今日のお供:
「黒純米」…精米歩合80%。米を磨かず旨い純米酒。お燗にして美味しい、吟醸酒の対極商品です。

天下の大泥棒か、
歴史を変えたヒーローか。
伝説の大泥棒、石川五右衛門が主人公の戦国絵巻ファンタジーです。
今世の中では「歴女」が増えたり、「ケータイ国盗り合戦」なる携帯ゲームが流行ったりと、ちょっとした戦国歴史ブームですが、この映画は石川五右衛門の視点から見た戦国時代が描かれてます。
泥棒のヒーローといえばルパン三世が有名ですが、日本が誇る泥棒ヒーローといえば、やはりこの石川五右衛門でしょう(笑)
(ちなみに「ルパン三世」の仲間にも石川五ェ門というキャラクターがいます。)
石川五右衛門は江戸時代の歌舞伎や浄瑠璃の演題でとりあげられ、庶民のヒーローになっていきました。豊臣秀吉の命を狙うという筋書きが庶民の心を捕らえたようです。
さて、この映画の中でもお酒を飲むシーンがあります。
ラストの方で天下統一を果たした秀吉が、町を見下ろしながらグラスで酒を飲んでます。
隣には彼を暗殺に来た五右衛門がいます。
また、織田信長がドクロの杯で酒を飲むシーンもあります(>_<)
信長の残虐性を表した場面でしょうが、信長がドクロで酒を飲んでたというのは聞いたことがあります。
しかし今回いろいろ調べてみると、どうやらこれはフィクションみたいです。
一級史料と評される「信長公記」によると、天正2年(1574年)の正月、宴会の席で三つの首が披露されたそうです。
これらは薄濃(はくだみ)といって黒の漆で塗った上に金箔で彩色した朝倉義景、浅井長政父子の首でした。
これを「酒の肴」として白木の台に据え置き、皆で謡(うた)い遊び、酒宴を楽しんだそうです(汗)
しかしその中にドクロを杯にしたという記述はありません。
どうやら後世の人の創作のようです。
(ちなみに台湾にある故宮博物院には中国清代に祭儀用に使われた「カパラ」と呼ばれる人の頭蓋骨で作られた杯が展示されてるそうです。私は行った事があるんですが見た記憶がありません。でもドクロの杯は存在はしたんですね・汗)
さて、この映画の主人公のモデルとなった、石川五右衛門とは一体どんな人物だったんでしょうか?
映画の中では盗んだ小判を貧しい庶民に分け与えてました。
しかし残念なことに、実際に残っている史料には、彼の処刑に関することしか残ってないらしいのです。
「都(京都)を荒らしていた盗賊集団が捕らえられ、三条河原で生きたまま油で煮られた。」という記述がアビラ・ヒロンという貿易商が記録した「日本王国記」の中にあるそうです。
彼は安土桃山時代から江戸時代初期の約20年間、日本に住んでました。
また、同じ頃イエズス会の宣教師として日本に滞在していたペドロ・モレホンの追記によると、『これは1594年、夏の事件である。油で煮られたのは「Ixicava goyemon」とその家族、9人ないし10人』と書かれていました。
果たして、この石川五右衛門、
天下の大泥棒か、
歴史を変えたヒーローか。
本当のところはどっちだったんでしょうか。。。
★今日の映画:
「GOEMON」(2009年・日本)…監督/紀里谷和明、キャスト/江口洋介、広末涼子、大沢たかお、ゴリ、要潤、奥田瑛二ほか
★今日のお供:
「黒純米」…精米歩合80%。米を磨かず旨い純米酒。お燗にして美味しい、吟醸酒の対極商品です。
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